★ソイルバイル Saurbær
クヴァルフィヨルズゥル縦断海底トンネルのレイキャヴィーク側の入り口。教会があるファームで、1424年に英国の海賊によって襲撃を受けた記録が残っている。レイキャヴィークの中心部からの距離は24km。
★グリムール Glymur
クヴァルフィヨルズゥル・フィヨルドの最奥部分にある滝で高さは198mでアイスランドでは一番の高さ。ボトンスアゥ川から流れ落ち、クヴァルフィヨルズゥルに流れ出る。グリムールはアイスランド語で「叫びや喚き」を意味する。
★キョゥス Kjós
キザフェットルスアゥ川からクヴァルフィヨルズゥルの先端部に至る一帯で、標高424mのエイラルフィヤットル山と長い山稜レイ二ヴァットラの間の広大な渓谷がそのほとんど。
★アークラネ
ス Akranes
アイスランドで最も大きい港の一つを持つこの町の人口は6,623人(2011年1月)。製造業や商業が盛んだが、特にセメント工場は国内最大規模、ここでの生産で全国内需要を賄う。17世紀に始まった漁業は今も盛んで、国内最古の漁港の一つである。町の北東には海抜643mのアクアフィヤトルが聳え、頂上からのパノラマは絵のように美しい。昔の漁船などを展示している民族海洋博物館がある。
★ボルガルネース
Borgarnes
「町のある岬」を意味するボルガルネースはボルガルフィヨルズル・フィヨルド口にある人口1,763人(2011年1月)、アイスランドでは沿岸部に位置しながら漁業に依存していない数少ない町のひとつだ。町全体がデイダルトゥングクヴェルの温泉により地熱暖房が施されている。西部観光の基地でもある。中心部に位置するホテル・ボルガルネースは町の社交場。最近、新しい滞在型のホテル・ハマールがオープンした。アイスランド航空が運営する全30室、平屋つくりのホテル。部屋のドアから出れば、そこはホテルの敷地です。18ホールのゴルフ場も隣接しており、背後はボルガルフィヨルズゥル湾に臨んでいる。ホテルの敷地には温泉を引いたアウトドアーのホットタブがあり、ホテルのゲストは自由に利用できる。オーロラのシーズンにはホテル付近からも観察できる。この町で最初に建てられた建物はスコットランド人によるもので、鮭の缶詰用のもの。
★ボルグ Borg
á Mýrum
ボルガルフィヨルズゥル地帯に定住を決めたノルウエー・ヴァイキング、スカットラ・グリームゥル・クヴェルドゥールブソンが居を構え生活した場所。ボルガルネースからリングロードを北に走って直ぐ54号線と交差する附近。スカットラ・グリームゥルは中世の著名な吟唱詩人でエイイルのサガの主人公であるエイイル・スカットラ・グリームソンの父親。この一族はサガでは最も知られるファミリーだ。スノーリ・ストゥルトソンもレイククホルトに移る前のおよそ5年間ここで過ごしている。アイスランドで最も有名な彫刻家アゥムンドゥル・スヴェインソンの作品がここボルグに1985年に建てられている。それはエイイルが息子の死を悼んで書いた心に残る詩に因んで「ソナトルレク」と命名された。ボルガルネースはここボルグをベースに築かれた町だ。
★デイルダルトゥングクヴェル温泉 Deildaltunghver
「煙の立つ丘の谷」を意味するレイクホルスダールル低い尾根の間の渓谷では、随所に地熱活動が
見られる。デイルダルトゥングクヴェルはこの一帯にあり、恐らく世界で最大の湧出量を誇る温泉で、100℃の熱湯を毎秒180リットル湧出している。この温泉はボルガルネースやアクラネースを始めとするボルガルフィヨルズゥルのコミュニティの地熱暖房に利用されている。アークラネスには64KM、ボルガルネースには34KMのパイプラインが敷かれている。ここには低木のシダの群生が見られるが、この温泉がその生育を助けている。このような群生はアイスランドではデイルダルトゥングクヴェル以外には見ることができない。
★レイクホルト Reykholt
レイキャヴィークの北約125kmにある人口39人の小村だが、アイスランドで最も著名な歴史的スポットの一つである。 最もその名前が知られている古典サガの作家と同時に学者であるスノーリ・ストゥルトソンSnorri
Stoursson(1178年生まれ)が1206年から1241年に彼の仇敵によって殺されるまで住んでいた村。スノーリにより作られた温泉を引いた
プール、スノルラロイグが残っており、彼の住居からトンネルを抜けて直接行けるようになっている。スノーリストヴァー博物館はスノーリを始めとするサガ作家の作品を中心に展示紹介している。レイクホルトはまた、夏はボルガルフィヨルズゥル地帯やラングヨークトル氷河観光の拠点として、冬は各種ジープサファリーツアーやオーロラ観察の絶好のスポットしても知られる。ここにあるホテル・レイクホルトは全56室.。近年のリノヴェーションを経て、
現在では健康志向のウエルルネス・ホテルとして人気がある。戸外にある地熱利用のホットタブ、シャワーつきのスティーム・バス、セラピーなどが揃っていて、サガゆかりの地のホテルらしく、サガやエッダに因んだ人物の名前がそれぞれのファシリティにつけられていて興味深い。
★フーサフェットル Húsafell
レイクホルトの東に位置する溶
岩と氷河に挟まれた夏にはリゾート地として賑う村。村とは云っても農家は2軒のみ。エイリークスヨークトル氷河とオーク氷河がすぐ近い。また、アイスランドで2番目に大きい(全長1300m)溶岩洞窟スルスヘトリルにも近い。ここには1965年に造られた温泉プールがあり、夏のリゾート客に人気があるほか、冬にはこの温泉プールに浸かりながらのオーロラ観察も運がよければ体験できそう。
宿泊施設としてはファームハウスWThe Old FarmWと隣接して5件のコテージがあり、年間を通じて利用できる。温泉プールはファームハウスに隣接してある。
★オイガスタジル Augastaðir
レイクホルトから約4kmに位置。日本の国立極地研究所とアイスランド大学共同のオーロラ観測基地があり、この周辺はオーロラ観測には最適なスポット。アイスランドには日本の国立極地研究所とアイスランド大学の共同オーロラ観測ステーションが4カ所あり、ここはその中心的存在。
★フロインフォッサルの滝 Hraunfossar
「溶岩の滝」を意味するフロインフォッサルは、ハトルムンダルフロイン溶岩台地のクヴィートアゥ川壁の間から湧き出る
細くて小さな滝が約1kmにわたって華麗に流れ落ちる絵のように美しい分れ滝だ。クヴィートアゥ川
には橋が架かっている。この橋のオリジナルは1891年に設営されたもので往時は歩行と羊の追い込みに使用されていた。
その後橋は修復と強化が施され、羊の運搬用トラックの走行が主な用途になっている。
橋の少し上流には「子供達の滝」を意味する美しいバルナフォスがある。
★バルナフォスの滝 Barnafoss
「子供達の滝」を意味する美しい滝。フロインフォッサルが流れ落ちるクヴィートアゥ川にある。
ここには自然に出来た太鼓橋的石造のアーチ(石橋)がある。ふたりの子供が川に架かっている天然の岩橋からこの川に誤って落ち、流れに巻き込まれて発見されることがな
いままになった。滝の名前はそんなことに由来して付けられた。現在では滝を跨いで歩道橋が架けられている。滝の流れる両壁は美しい渓谷だ。
★ラングヨークトル氷河
Langjökull
長い氷河を意味するこの氷河はボルガルフィヨルズゥ
ルに横たわる総面積953kuの氷河。ヴァトナヨークトル氷河に次いで、ヨーロッパでは2番目に大きい。1990年にはその面積は1,021kuだったが、温暖化が原因で氷河の面積は年々縮小している。氷河のほとんどが海抜1200〜1300mの高さにあり、南部と北部が最も高く聳えている。氷河学協会が海抜1228m地点にあるフィヤットルキルキャンの麓にハットを構えて氷河の調査をしているがヴァトナヨークトルほど解明されていない。突き出した舌部氷河も多く、下方の地帯に向かって流れ落ちているが、ゲイトランドスヨークトルGeitlandsjökullを始めそのすべてには名称が付けられている。ラングヨークトルの周辺には北西にエイリクスヨークトル氷河Eiríksjökull、南にソゥリスヨークトルÞórisjokullそして東にフルータフェットルHrútafellの3つの小さな氷河が横たわっている。
ハトルムンダルフロイン溶岩台地 Hallmundarhraun
広大な溶岩平原で、ラングヨークトル氷河の南西側の近辺から流れ出た溶岩がクヴィートアゥ河に流れ込み、多くの洞窟が溶岩平原に出現した。北はエイリークスヨークトル氷河に達する。溶岩洞窟ヴィーズギェルミル、スルスヘトリル、ステヴァゥンスヘトリルなどがその代表的なもの。
★フリョゥトストゥンガ Fljótstunga
ファームの附近にはラングヨークトル氷河の南西側の近辺から流れ出た溶岩がクヴィートアゥ河に流れ込み、
誕生させた多くの溶岩洞窟がある。ヴィーズギェルミル、スルスヘトリル、ステヴァゥンスヘトリルなどがその代表的なもの
。
★ヴィーズギェルミル洞窟 Víðgelmir
容積面積で世
界最大の溶岩洞窟。148,000立方m。全長は1585m。フリョゥストゥンガ村南東約1kmのところにある。洞底から上方に向かって成長した石灰質の二次生成物である石筍や鍾乳石が数多く見られる。また、極最近に、ヴァイキング時代の宝石類が洞窟内で発見されている。
洞窟は自然保護地区となっており通常は閉鎖されている。許可を受け資格をもっているガイドが同行しなければ内部に入る事ができない。彼らが同行するツアーに参加すればユニークな体験が可能。内部探検は通常約1時間。ヘルメットやヘッドライトは用意されているが、温かい服装のほか、洞窟内はごつごつしているところが随所にあり歩行に適したブーツと厚めの手袋はマスト。
★スルスへトリル Surtshellir
エイリークスヨークトル氷河の西に広がる溶岩台地ハトルムンダルフロイン(Hallmundarhraun)は長さ50km。ここには多くの溶岩洞窟や窪地がある。スルスへトリル洞窟は北欧神話の中の巨人スルトの洞窟を意味し、アイスランドで最も有名な溶岩洞窟でその長さはアイスランド最大で1970m。それに繋がるステヴァゥンスへトリルを併せれば3500mに達する。この溶岩洞窟には無法者が住んでいて近くの農場から羊などを盗んで生活していたと云う話が残っており、実際、その痕跡とも云える羊の骨などが見つかっている。F578号線沿いのファームカルマンストゥンガから7km、夏はゆっくり気をつけて走れば4WDでなくても行ける。
★エイリークスヨークトル氷河 Eiríksjökull
ドーム型をした美形の氷河でラングヨークトル氷河の北西に位置し、国内最大の卓状山地のひとつに横たわっている。赤土の凝灰岩の山で標高は1675m、アイスランドでは3番目に高い。氷河そのものの面積は22㎢。その基礎部分にあたる地盤の面積は40㎢に及んでいる。氷河期の後期に創造されたもので、この間ずっと噴火が氷を溶かしきるに十分なほど長い期間続いた痕跡がこの基礎地盤には残っている。幾つかの氷河がくちばしのように北東に向かって斜面を降下している。この氷帽は溶岩原ハトルムンダルフロインの真南に位置し、ラングヨークトル氷河の西に延びている。このふたつの氷河の間にはフローサスカルズ峠(Flosaskarð)が走っている。4WDのジープを利用すれば氷河の西側の麓まで行くことができ、そこからは比較的楽に頂上まで登れる。目安は3.5時間前後。
★アルトナルヴァトンスヘイジ Arnarvatnsheiði
エイリークスヨークトル氷河の直ぐ北に横たわる広大な荒地。「鷲の湖の荒れ地」を意味する。多くの湖が点在する。アルトナルヴァトンやリェッタルヴァトンのふたつの湖の間を山道F578が走っているがここのドライブはかなり困難。もちろん、4WDのジープでしかこの地に侵入することはできない。
★フレザヴァトン Hreðavatn
同じ名前のファームがあるマス釣りで有名な湖。湖には幾つかの植物群が豊かに生える小島があり、湖周辺は夏季には色鮮やかで興味深い。ファームからそんなに離れていない地点にかつての褐炭鉱山があり、ここでは第三期の草木の化石が見つかっている。また、湖の西に少し離れたところには標高539mのピラミッド状の山ヴィクラフェットルがポツンと聳えている。
★グラゥブロゥカルフロイン Grábrókarhraun
3600年前の荒々しい溶岩台地。苔と樺の低群で覆われている。ここの溶岩は周辺の3つの火口から流出したもの。その最も大きな火口はグラゥブロゥク(Grábrók)。次に大きいのはグラゥブロゥカルフェットル(Grábrókarfell)、そして一番小さいクレーターは道路建設のための砂利として使われ、今はその姿は残っていない。グラゥブロゥクの頂上からの眺めは素晴らしい。
★ビフロースト Bifröst
フレザヴァトン湖近く、協同組合が運営するビジネス・カレッジやカレッジの学生寮を利用したサマーホテルがある。グラゥブロゥク火口、溶岩そして山並が続く周囲の光景は極めてユニーク。
★エルドボルグ Eldborg
フナッパダールル谷にある,際立った美観のクレーター(溶岩塔)
。ボルガルネースから54号線を北上し、スナイフェルネース半島に入る前に左手に見える。54号線からは徒歩で約35〜40分。海抜100mのクレーターの周辺には広大な溶岩原エルドボルガルフロインが広がる。5000〜8000年前の火山噴火によってできたもので、サガ書「定住の書」に依れば、定住の時代(9世紀)にも噴火したと伝えられている。
★コルベインススタジル Kolbeinsstaðir
ボルガルネースから54号線を北上して40km弱の地点にある教会のある古いファーム。ヴァイキング時代に荘園として
この地域の首長で且つアルシンギ(全党会議、国会)のロースピーカーの館だった。ファームの背後に聳える山はコルベインスタザフィヤットル(標高862m)。
★ゲルズベルグ Gerðuberg
コルベインススタジルから54号線を更に6km先で舗装されていない砂利道の567号線と交差
する。ここを右に入って直ぐのところにあるユニークな柱状玄武岩帯(右の写真)。柱状の岩が何十本も固まって立ち並び、壮大且つ見応えがある様相を醸し出している見事な造化といえ
る。同じ名前のファームがある。ここからはエルドボルグも別の角度からはっきりと見ることが出来る。
★ノルズゥルアゥ Norðurá
ホルタヴォルズヘイジ(Holtavörðuheiði)荒地に源を発し、ノルズゥルアゥルダ-ルル渓谷とスターフホルストゥングル湿原を抜けてクヴィートアゥ河に流れ込む川。流れが穏やかで深いために航行可能な川。サーモン・フィッシングのベスト・リヴァ-としても有名な川でラクスフォスとグランニの二つの滝を有している。