南アイスランド1map

●北東アイスランド
 チョルネース半島は氷河期及び第三期の時代からの地層がはっきり見られる地帯。巨大な渓谷アゥスビールギがあり、オーデインの神馬の足跡だと北欧神話は伝えている。その付近には玄武岩の一枚岩フリョゥザクレットルやヨーロッパ最大の瀑布デティフォスをはじめ見ごたえのある滝も多い。2008年6月、ヨーロッパ最大の氷河ヴァトナヨークトルを中心にするヴァトナヨークトル国立公園が誕生したがヨークルスアゥルグリュフル国立公園はその一部となった。

● グリームスエイ Grímsey
 アイスランドで最北端の島で、北極圏の真下に位置(北緯66°30')。島にはアークレイリから定期航空機かフェリーで行け、白夜の時期の沈まない太陽の観測とバード・ウオッチングのパラダイスとしても名高く、面積は5.3km2。島には約35種類の海鳥の営巣があり、夏には数千羽ものパフィンが巣くっていて、2mまで近寄って観察できるのも魅力。この島はまた人が居住する最北端の地でおよそ100人が生活している。島の空港から徒歩で10分の高い崖から白夜(完全な白夜は5月中旬〜7月中旬)の北極海を望んだり、島の散策を楽しんだりしたりして過ごせる。逆に、冬の或る期間は24時間続けて太陽が姿を現すことがない。


アークレイリ Akureyri

夏の「ミッドナイト・サン=真夜中の太陽の町」と呼ばれるアークレイリは、レイキャヴィーク、コゥパヴォーグル、ハプナルフィヨルズゥルに序で4番目に大きく、北アイスランドで最大の都会で、人口17,966人。 歴史も古く、アイスランドで最も美しい町。アイスランド経済を支える漁業の中心地として、特に鰊漁業については世界最大の加工工場を有する港町であり、「火と氷が創造した大自然」がキャッチ・フレーズの北部地方観光の基地でもある。
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ミーヴァトン湖 Mývatn

ミーヴァトンは溶岩の流れがラクスアゥ河を堰止めて生れた。面積は37平方キロメートル。周辺地域の活発な地熱活動や熱い地下蒸気が注ぎ込んでいるため、厳しい真冬でも完全に凍結することがない。ミーヴァトン湖は野鳥、特にカモの宝庫だ。ブルーラグーンのミーヴァトン版、天然露天風呂も新しいスポットだ。
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ミーヴァトン天然露天風呂 Mývatn Nature Baths

2004年6月30日、北極圏から南に僅か105kmの極北の地に、ミーヴァトン版ブルーラグーンが誕生した。場所はミーヴァトンの中心の村レイキャフリーズからリングロードを東に(エイイルスタジル方面)向かって直ぐ右手。 かつての地場産業として栄えたダイアトマイト工場跡はリングロードを挟んで対面の位置。ブルーラグーンと同様に地熱で温められたお湯が貯えられ、礁湖を形成して露天風呂が楽しめる。天然のスチームサウナバスもあり、着替えやシャワーそしてケータリングの施設も整っている。
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ゴーザフォス滝  Gooafoss

神々の滝。紀元1000年、シンクヴェトリルの国会でアイスランドがキリスト教に改宗することを決議した後、判事(法律制定者)ソゥルゲイルがシンクヴェトリルからミーヴァトン近くの家に馬で戻る途中、この滝に異教(ヴァイキングの多神教)の神々の偶像を投げ込み、彼自身がキリスト教への信仰を誓ったということから、神々の滝と名付けられた。広大な溶岩大地から満々と水をたたえた大河スキャルファンダフリョゥトが轟音と水煙を上げながら流れ落ちるドラマチックな滝。
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デティフォスの滝 Dettifoss

落差44mの高さから毎秒平均200立方メートルもの大水量が幅およそ100mに亘って流れ落ち、恭々しいほどの景観を呈しているデティフォスはアイスランドで最も勇壮で堂々とした滝であるとともに、ヨーロッパで最大かつ最もパワフルな瀑布である。その轟音と水しぶきはものすごく、数キロ先の観光バス用駐車場からも見て取れる。氷河川ヨゥクルスアゥ・アゥ・フリョルムにあり、その1kmほど上流には落差10mのセルフォス、下流には同27mのハプラギルスフォスの2つの滝を従えている。
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クラプラ Krafla

1981年と1984年9月に噴火し、現在も活発な活動をしているその代表格と云えるクラプラはアイスランドで2番目に若い地熱活動地帯にある活火山。ここには1975年日本の協力で完成した最新の地熱発電所がある。発電所の近辺には1981年に噴火したレイルフニュークルから噴出した火山灰のつやつやした小さな塊が今も残っている。
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フーサヴィーク Húsavík

スキャゥルファンディ湾の東岸に位置し、農業、漁業が盛んな人口約2,300人の北の港町。フーサヴィークの意味は「家の湾」で、その由来はスウエーデン系ヴァイキングが港近くに家を建て、ひと冬を過ごしたから。北部アイスランド観光やホエールウォッチングの基地として、観光客も年々増加しており、クジラ博物館もある。1907年に建てられたチャーミングな装いの教会は町のシンボル。町にある博物館にはかってアイスランドで捕獲された大きな北極熊の剥製も展示されている。
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