南アイスランド1map

●北西アイスランド
 北西部アイスランドは北極海方面に開けるフーナフロゥイ湾周辺のフーナヴァトン地域と、北極海から内陸の高地に向かって広がるスカガフィヨルズゥル地域に分けられる。
 なだらかな緑濃い渓谷、ハイランドや荒涼とした山々から流れくる荒々しい氷河川、そんな自然をたっぷり抱えるスカガフィヨルズゥル地域は「アイスランド民族文化史における揺籃の地」として知られ、多くの古い建物が美形のまま残っている。その代表的な存在がグロインバイル民族博物館、ヴィージミイリ教会、昔の司教座が残るホゥラルだ。また、この地域は国内で最も人気のあるスポーツ、ホースライディングの本場。フーナヴァトン地域のフーナフロゥイ湾に面した半島には自然に棲息しているアザラシの群れが観察できる。










ブロンドゥオゥス  Blönduós

氷河川ブランダの河口の両岸に広がる人口約800人の町。漁業が殆どの経済基盤であったのが、ここ数年は衣類製造等軽工業が成長した。ブランダ川に架かる橋のちょっと上流にある中ノ島、フルートエイ(おひつじ島)は公園になっている。伝統的なニットやウールの製品が町の工芸博物館(Halldórustofa Handicraft Museum)で見ることができる。1876年に公式交易センターとして宣言され、ブロンドゥオゥスの港に入る商船の古い記録が残っている。
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ヴィージミーリ Víðimýri

ミーヴァトンは溶岩の流れがラクスアゥ河を堰止めて生れた。面積は37平方キロメートル。周辺地域の活発な地熱活動や熱い地下蒸気が注ぎ込んでいるため、厳しい真冬でも完全に凍結することがない。ミーヴァトン湖は野鳥、特にカモの宝庫だ。ブルーラグーンのミーヴァトン版、天然露天風呂も新しいスポットだ。
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グロイムバイル Glaumbær

2004年6月30日、北極圏から南に僅か105kmの極北の地に、ミーヴァトン版ブルーラグーンが誕生した。場所はミーヴァトンの中心の村レイキャフリーズからリングロードを東に(エイイルスタジル方面)向かって直ぐ右手。 かつての地場産業として栄えたダイアトマイト工場跡はリングロードを挟んで対面の位置。ブルーラグーンと同様に地熱で温められたお湯が貯えられ、礁湖を形成して露天風呂が楽しめる。天然のスチームサウナバスもあり、着替えやシャワーそしてケータリングの施設も整っている。
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ドラングエイ島  Drangey

スカガフィヨルズゥル湾にある島ドラングエイは「直立した大きな岩の島」を意味する。切り立った断崖絶壁が海抜200mの高さまで突き立っている島には夏季には無数のパフィンが巣をつくる。昔、この島は「スカガフィヨルズゥルの人々の台所」と呼ばれ、一春だけでも20万羽もの海鳥が食料用に捕獲された記録も残っている。古典アイスランド・サガに出てくる有名な10世紀の無法者グレッティル・アースムンザルソンの隠れ住んだところとしても知られている。
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ホゥラル Hólar

北アイスランドで歴史的に最も重要な地で村の人口はおよそ85人。主教管区の時代(1106‐1798)を通じて、北アイスランドにおける文化、政治の首都的存在だった。多くの有名な司教の司教座が残っており、聖書が初めてアイスランド語に翻訳され、印刷されたのもホゥラルである。1854に山裾の平地に建てられた芝土の農家が残っており、国立博物館に移され特別保護建造物に指定されている。1763年、献堂されたホゥラビルザ山の砂岩でできた聖堂は修復を重ね、1998年にほぼ原型に近い形の容姿を見せてくれている。 1882年創立の伝統ある農業短期大学もある。
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ヴァルマフリーズ Valmahlíð


国道リング・ロード沿いにある内陸部の村で人口は約120人。観光産業を中心に発展してきた。地熱地帯で、これを利用した温室のガーデニングや植林も盛ん。スコガフィヨルズゥル地域自然史博物館がある。
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